津軽塗体験動画

津軽塗の研ぎ出し体験を、分かりやすく動画で解説。
お子様でも安心して行えるように、アクリル絵の具を使った体験動画もございます。

津軽塗研ぎ出し体験

津軽塗研ぎ出し体験

津軽塗風アクリル絵の具研ぎ出し体験

津軽塗風アクリル絵の具研ぎ出し体験

津軽塗研ぎ出し体験

体験セット内容

  • スプーン(研ぎ出す前)
  • ビニール手袋
  • 紙エプロン
  • 耐水ペーパー各1枚(①#240、②#500、③#1000)
  • あて木
  • ビニール袋
  • 緩衝材
  • 返信用の封筒
漆器連合会 津軽塗研ぎ出し体験

その他準備するもの

  • テーブルなどの上に敷く新聞紙など
  • 器に入れた水
    ※器に色がつき落ちなくなる場合もあります
  • 研ぎ水拭き取り用の布

注意事項

※器、布に色がつき落ちなくなる場合もあります。
※本漆が塗られており、人によってはかぶれてしまう場合があるため、必ず手袋をご利用ください。
※洋服に漆が付きますと落ちなくなる場合があります。
※力を入れて削りすぎると、地の木が見えてしまうので注意してください。

工程

  1. ①の耐水ペーパーをあて木に巻き付け、たっぷりと水をつけてから粗削りします。
    全体的に模様がポツポツと出てきたら終わります。

    Point スプーンは置いて、力を入れないで削ります。

    工程1 あて木に巻き付けて粗削りする
  2. あて木を使わず②の耐水ペーパーに水を付けてやさしく削ります。
    全体的に模様が均等出たら終わります。

    工程2 耐水ペーパーでやさしく削る
  3. 水を付けた③の耐水ペーパーで表面を滑らかにします。
    凹凸がなく、滑らかになったら終わります。

    工程2 耐水ペーパーで表面を滑らかにする
  4. 返信用封筒に、住所・お名前を記入します。
    ビニール袋に研ぎだしたスプーンを入れ、梱包材に包み、返信用封筒にいれて郵送してください。

  5. 約1ヶ月後、艶仕上げをしたスプーンがご自宅に届きます。

    艶仕上げをしたスプーン 完成品

今回の体験内容は、No. 14の『仕上げ研ぎ』の部分になります。

仕掛漆調合 絞漆を作る
仕掛け 仕掛漆の模様付け・乾燥
塗掛 色漆を全面に塗る
彩色 塗掛の上に彩漆を散らす
呂塗 素黒目漆を塗る
妻塗り 色彩を加え調整
上げ塗 地色となる漆を塗る
荒研 粗目の砥石又は、耐水研磨紙(#240〜400)で平らに研ぐ
中押研 粗目の砥石又は、耐水研磨紙(#400〜600)で平らに研ぐ
仕上げ押研 細目の砥石又は、耐水研磨紙(#800〜1,000)で平らに研ぐ
扱き塗(一回目) 上げ塗で使った漆を篦を用いて扱くように塗る
扱き研 粗目の砥石又は、耐水研磨紙(#240〜400)で平らに研ぐ
扱き塗(二回目) 上げ塗で使った漆を篦を用いて扱くように塗る
仕上げ研 細目の砥石又は、耐水研磨紙(#240・#500・#1,000)で平らに研ぐ
炭はぎ下 摺り漆で固める
炭はぎ 炭・耐水ペーパー(#1,200〜1,500)で平らに研ぐ
千遍下(せんべんした) 漆の吸い込みが止まるまで摺(すり)漆をする
千遍こぐり 油砥の粉で細かい傷をとる、胴摺りとも云う
摺漆 生漆で擦り込み拭ききる
重ね摺 和紙で拭き上げる
艶付(一回目) 艶粉(チタン粉)やコンパウンドで磨く
摺漆 生漆で擦り込み拭ききる
艶付(二回目) 艶粉(チタン粉)やコンパウンドで磨く
摺漆 生漆で擦り込み拭ききる
仕上げ艶 艶粉(チタン粉)やコンパウンドで磨く
唐塗完成

津軽塗風アクリル絵の具研ぎ出し体験

体験セット内容

  • ビニール手袋
  • 紙エプロン
  • 紙やすり2枚(①#100、②#280)
  • あて木
  • アクリル絵の具(4色)
  • コースター(下地上がり模様付)
  • 仕上げ用ニス
津軽塗風アクリル絵の具研ぎ出し体験 セット内容

その他準備するもの

  • テーブルなどの上に敷く新聞紙など
  • 絵の具を入れる器
  • 平筆2~3本程度
  • 水(筆を洗う)

注意事項

※衣服につかないようにご注意ください。
※絵の具が乾く時間や気温や湿度などによって前後します。

工程

  1. コースターに好きな色のアクリル絵の具を塗り、乾くのを待ちます。(約30分)

    アクリル絵の具を塗り、乾くのを待つ
  2. 乾いたら他の2色の絵の具を選び、格子の目を色違いに並べるように模様をつけ、乾くのを待ちます。(約30分)

    格子の目を色違いに並べるように模様をつける
  3. 残りの1色を模様がかくれるぐらい塗り、乾くのを待ちます。(約30分)
    模様や絵をかくのもおすすめです。

    残りの1色を模様がかくれるぐらい塗る
  4. 乾いたら①の紙やすりをあて木に巻きつけて粗削りします。模様が見えたら終わりです。

    粗削り
  5. ②の紙やすりをあて木に巻きつけて、全体的になめらかになるまで削る。

  6. 表面にツヤ用のグロスを塗り、乾かします。(約30分)

    ツヤ用のグロス塗り
  7. 完成。

    完成品

今回の体験内容は、塗掛け(ぬりかけ)・彩色(さいしき)・上げ塗(あげぬ り)・研ぎ(とぎ)の部分になります。
コースターには事前に、仕掛け(しかけ)をしてあります。

仕掛け下地の上に、仕掛ベラを使って全面に模様をつけ乾燥させます。
塗掛け仕掛け模様が際立つように、塗掛けには黒に対して黄色など対比の強い色漆を使います。
彩色色漆で市松模様のように描きます。主に使われるのは赤と緑の色漆です。
この彩色により、唐塗のはなやかな模様が出ます。
上げ塗赤漆や素黒目漆などを仕上げのに使うことによって、赤仕上げや黒仕上げと呼ばれます。
研ぎ最初は、凸凹を取るため大まかに研ぎ、さらに模様を出すために、研ぎ出します。
津軽塗は、研いでは塗る工程を何度も繰り返すことにより完成します。