津軽塗研ぎ出し体験
体験セット内容
- スプーン(研ぎ出す前)
- ビニール手袋
- 紙エプロン
- 耐水ペーパー各1枚(①#240、②#500、③#1000)
- あて木
- ビニール袋
- 緩衝材
- 返信用の封筒

その他準備するもの
- テーブルなどの上に敷く新聞紙など
- 器に入れた水
※器に色がつき落ちなくなる場合もあります - 研ぎ水拭き取り用の布
注意事項
※器、布に色がつき落ちなくなる場合もあります。
※本漆が塗られており、人によってはかぶれてしまう場合があるため、必ず手袋をご利用ください。
※洋服に漆が付きますと落ちなくなる場合があります。
※力を入れて削りすぎると、地の木が見えてしまうので注意してください。
工程
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①の耐水ペーパーをあて木に巻き付け、たっぷりと水をつけてから粗削りします。
全体的に模様がポツポツと出てきたら終わります。Point スプーンは置いて、力を入れないで削ります。
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あて木を使わず②の耐水ペーパーに水を付けてやさしく削ります。
全体的に模様が均等出たら終わります。 -
水を付けた③の耐水ペーパーで表面を滑らかにします。
凹凸がなく、滑らかになったら終わります。 -
返信用封筒に、住所・お名前を記入します。
ビニール袋に研ぎだしたスプーンを入れ、梱包材に包み、返信用封筒にいれて郵送してください。 -
約1ヶ月後、艶仕上げをしたスプーンがご自宅に届きます。
今回の体験内容は、No. 14の『仕上げ研ぎ』の部分になります。
仕掛漆調合 | 絞漆を作る |
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仕掛け | 仕掛漆の模様付け・乾燥 |
塗掛 | 色漆を全面に塗る |
彩色 | 塗掛の上に彩漆を散らす |
呂塗 | 素黒目漆を塗る |
妻塗り | 色彩を加え調整 |
上げ塗 | 地色となる漆を塗る |
荒研 | 粗目の砥石又は、耐水研磨紙(#240〜400)で平らに研ぐ |
中押研 | 粗目の砥石又は、耐水研磨紙(#400〜600)で平らに研ぐ |
仕上げ押研 | 細目の砥石又は、耐水研磨紙(#800〜1,000)で平らに研ぐ |
扱き塗(一回目) | 上げ塗で使った漆を篦を用いて扱くように塗る |
扱き研 | 粗目の砥石又は、耐水研磨紙(#240〜400)で平らに研ぐ |
扱き塗(二回目) | 上げ塗で使った漆を篦を用いて扱くように塗る |
仕上げ研 | 細目の砥石又は、耐水研磨紙(#240・#500・#1,000)で平らに研ぐ |
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炭はぎ下 | 摺り漆で固める |
炭はぎ | 炭・耐水ペーパー(#1,200〜1,500)で平らに研ぐ |
千遍下(せんべんした) | 漆の吸い込みが止まるまで摺(すり)漆をする |
千遍こぐり | 油砥の粉で細かい傷をとる、胴摺りとも云う |
摺漆 | 生漆で擦り込み拭ききる |
重ね摺 | 和紙で拭き上げる |
艶付(一回目) | 艶粉(チタン粉)やコンパウンドで磨く |
摺漆 | 生漆で擦り込み拭ききる |
艶付(二回目) | 艶粉(チタン粉)やコンパウンドで磨く |
摺漆 | 生漆で擦り込み拭ききる |
仕上げ艶 | 艶粉(チタン粉)やコンパウンドで磨く |
唐塗完成 |
津軽塗風アクリル絵の具研ぎ出し体験
体験セット内容
- ビニール手袋
- 紙エプロン
- 紙やすり2枚(①#100、②#280)
- あて木
- アクリル絵の具(4色)
- コースター(下地上がり模様付)
- 仕上げ用ニス

その他準備するもの
- テーブルなどの上に敷く新聞紙など
- 絵の具を入れる器
- 平筆2~3本程度
- 水(筆を洗う)
注意事項
※衣服につかないようにご注意ください。
※絵の具が乾く時間や気温や湿度などによって前後します。
工程
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コースターに好きな色のアクリル絵の具を塗り、乾くのを待ちます。(約30分)
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乾いたら他の2色の絵の具を選び、格子の目を色違いに並べるように模様をつけ、乾くのを待ちます。(約30分)
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残りの1色を模様がかくれるぐらい塗り、乾くのを待ちます。(約30分)
模様や絵をかくのもおすすめです。 -
乾いたら①の紙やすりをあて木に巻きつけて粗削りします。模様が見えたら終わりです。
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②の紙やすりをあて木に巻きつけて、全体的になめらかになるまで削る。
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表面にツヤ用のグロスを塗り、乾かします。(約30分)
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完成。
今回の体験内容は、塗掛け(ぬりかけ)・彩色(さいしき)・上げ塗(あげぬ り)・研ぎ(とぎ)の部分になります。
コースターには事前に、仕掛け(しかけ)をしてあります。
仕掛け | 下地の上に、仕掛ベラを使って全面に模様をつけ乾燥させます。 |
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塗掛け | 仕掛け模様が際立つように、塗掛けには黒に対して黄色など対比の強い色漆を使います。 |
彩色 | 色漆で市松模様のように描きます。主に使われるのは赤と緑の色漆です。 この彩色により、唐塗のはなやかな模様が出ます。 |
上げ塗 | 赤漆や素黒目漆などを仕上げのに使うことによって、赤仕上げや黒仕上げと呼ばれます。 |
研ぎ | 最初は、凸凹を取るため大まかに研ぎ、さらに模様を出すために、研ぎ出します。 津軽塗は、研いでは塗る工程を何度も繰り返すことにより完成します。 |